Sunday, August 31, 2008

Evening Lecture Kyoto SEPTEMBER the intersection of ARCHITECTURE

卒業設計:その核心的ポイントと基本的プロセス~『卒業設計コンセプトメイキング』(学芸出版)をテキストとして~(第2回/全2回)

2008.9.11(木)20:00-21:30 @MEDIA SHOP

Charge 各回¥1,000円(学生)/1,500円(一般)with 1drink

講師:松本裕(大阪産業大学工学部建築 環境デザイン学科専任講師)

[ゲスト]藤木庸介(京都嵯峨芸術大学 芸術学部観光デザイン学科准教授)

■Introduction

第2回:スタディーとプレゼンテーション・発表

卒業設計展が活況を呈しています。最終案のお披露目なので、つい、迫力ある模型や美しい図面にばかり目をうばわれがちです。しかし、実地を前提としない分、卒業設計で何よりも重要なことは、企画立案とその具体化おプロセス、すなわち「コンセプトメイキング」です。それは、作品の質を左右する大切なポイントです。そこで、学生も指導教員も最も頭を悩ませます。
それはまた、あらゆる専門分野においても必須とされるスキルです。しかし、単なるテクニックやハウツーではありません。

卒業設計とは、あえて定義すれば次のようになると考えています:

「人間にとって根源的なテーマにつながる主題を抽出し、適切な問いをたて、それに答えるべく独自のアイデアを出して、仮説の検証を繰り返しながら、論理的に導き出された作品という解を、他者と対話ができるように公表すること」

レクチャーでは、この定義をもっとかみ砕いて、事例を交えながら、できるだけわかり易く説明します。また、卒業設計を指導されている先生方をゲストとしてお迎えします。

テキストへのコメントを頂戴し、互いの指導方法や進め方などを比較できればと思います。

*卒業設計に関するトータルな理解を目指し、第1回目「問題発見と企画立案」のまとめを行った上で、第2回目の解説をします。

前回来られなかった方もふるってご参加ください。

当日は『卒業設計コンセプトメイキング』(学芸出版)を特別1割引で販売します。


■松本裕(MATSUMOTO Yutaka)

大阪産業大学工学部建築・環境デザイン学科専任講師。1966年生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。

京都大学大学院博士後期過程・単位取得退学。パリ建築大学ベルビル校DEA学位。共著に、シリーズ『都市・建築・歴史 第6巻―都市文化の成熟』(鈴木博之・石山修武、伊藤毅、山岸常人 編)東京大学出版会、『テキスト建築意匠』(平尾和洋、末包伸吾 編著)学芸出版社、LE SENTIER,BONE NOUVELLE de I' architecture a la mode,Werner SZAMBIEN et Simona TALENTI(sous la direction de),Action Artistique de la Ville de Paris,共訳『ル・コルビュジエ事典』(ジャン・リュカン 編、加藤邦男 監訳)中央公論美術出版、論文「差異とメディア:場所と対話」、CASABELLA JAPAN 763,764号、他

■藤木庸介(FUJIKI Yosuke)

京都嵯峨芸術大学芸術学部観光デザイン学科准教授。1968年生まれ。

京都精華大学美術学部建築分野卒業、シュテーデル・シューレ・フランクフルトを経てイーストロンドン大学大学院修了。

現職並びに遊工舎一級建築士事務所代表。M.Arts、一級建築士。

最近著として『名作住宅で学ぶ建築製図』を今月10日に学芸出版から上梓。

共編著に『世界遺産と地域振興』(世界思想社)、『テキスト建築意匠』(学芸出版社)。

■申し込み・お問い合わせ

メディアショップ event@media-shop.co.jp

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