Saturday, July 12, 2008

Evening Lecture Kyoto JULY the intersection of FASHION

『都市とメディアとファッションと』(Part3.まじわりの21世紀/全3回)最終回

2008.7.29(火)20:00-21:30 @MEDIA SHOP

Charge 各回1,000円(学生)/1,500円(一般)with 1drink

講師:百々徹/神戸ファッション美術館 学芸員

―パリ的リアリティとはこれすべて外観にある。われらの眼はジオラマ、パノラマ、ネオラマの眼。軽薄なわれらのまなざしには視覚効果があればそれで十分なのだ―

1844年の秋のパリ、<ロマン派のミューズ>と謳われたデルフィーヌ・ゲーは『ラ・プレス』紙のモード欄にそう書いた。
それは、都市とメディアとファッションをめぐり、その後150年以上にもおよび繰り広げられる狂想曲の幕開けを告げる言葉となった。そして現在、ネットの中に架空の都市がいくつも築かれ、人々は身体を含めてあらゆる物理的な束縛から自由なところで自分をデザインできるようなった。都市とメディアとファッションのかかわりとまじわりについて、振り返りつつ、物語る。
■Part3. まじわりの21世紀 概要
19世紀にはじまった都市とメディアとファッションの交錯は、20世紀を通じて、互いに共鳴し浸食し融合しあいながら、一つの《場》を形成していった。その場では、生の自然が忌避され、表層が過剰に意味を持ち、イメージの皮膜が人々の現実を覆いつくすようになった。やがて21世紀に向けて、その皮膜はアトム(=原子)からビットへと変換され、デジタルの世界へと流れ込んでいくのである。
21世紀をむかえ今まさに刻々と変わりゆく、都市とメディアとファッションそして人の関係性について考える。

■百々徹 Momo Tohru(神戸ファッション美術館 学芸員)
関西大学社会学部マス・コミュニケーション専攻、並びに同大学文学部哲学科倫理学・宗教学専攻を卒業。1993年より現職。京都造形芸術大学、神戸ファッション造形大学、関西大学総合情報学部にて非常勤講師。
共著として『ファッション学のすべて』(新書間)。
服飾文化論、被服身体論。

■『都市とメディアとファッションと』講演スケジュール
2008.5.27(火)Part1.はじまりの19世紀(終了)
6.24(火)Part2.ひろがりの20世紀(終了)
7.29(火)Part3.まじわりの21世紀
>申し込み・お問い合わせ
メディアショップevent@media-shop.co.jp
tel.075-255-0783
講座の予約、内容に関しての質問は、上記のメールアドレスまでお送りください。
なお、全講座定員がございますので、人数が定員に達しましたらお申し込みを締め切らせていただきます。

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